治療の成功と失敗

通常の疾患の治療であれば、それまでの症状が無くなれば「完治」「治療の成功」であると判断できますが、こと美容整形においてはあらかじめ症状などが無い場合からの治療であることも多く、従ってどのような結果を得られれば成功であるのかは、なかなかに判断の難しいところです。

患者がイメージした通りの完璧な成果が必ず得られる訳ではなく、患者がその結果に納得していないような場合でも、それを指して「治療の失敗」であると単純に言い切ることはできません。美容整形は「認識の相違」と「治療の失敗」の分別が困難な分野であると言えます。このあたりの問題は、やはり事前のカウンセリングを通して、患者と医師とのあいだに十分な意思の疎通が持たれることで解消されるべきでしょう。

一方、手術によって予期しない副作用・後遺症が発生した場合は、明確に「医療ミス」であると判断されます。

トラブルを避けるために

医院側にミスがないのに後遺症や副作用が出てしまった、という場合は患者側がカウンセリングの段階で既往症などについて充分に説明をしていなかったという理由によるものが多いようです。美容整形の治療歴などを隠して診療を受けることなども、危険に繋がりますので、医師には正直に一切の情報を打ち明けるようにしましょう。

また、家族や友人に内緒で美容整形治療を受けたいと希望して、患者側が医院に偽名を申告するケースがあります。これを原因に医院とのあいだでトラブルを発生させてしまった、という事例も実際にありますので、避けた方が良いでしょう。医師には守秘義務がありますので、患者のプライバシーに関する情報が漏れる心配は不要です。

そのほか、アフターケアなどスケジュールに関するものや、料金についてのトラブルも件数の多いものですが、それについては「美容整形の料金とスケジュール」の項で詳しく説明しています。